将軍皇子の溺愛華嫁 紅の褥に牡丹は乱れる

快楽だけを
あなたにあげる

母譲りの紅い瞳を持つ呪われた一族の娘として宮中で虐待を受ける麗媛は、異母兄の皇太子の命により厄災をもたらすために新興国、紅藍に嫁がされる。自分のせいで他人を不幸にするまいと心を閉ざす麗媛を、紅藍の皇子、天暁は優しくなだめて溺愛する。
「あなたがかわいすぎてまだ足りない。もう一度、感じてくれるね?」
朝夕愛され変わっていく心と身体。だがある日、麗媛の側仕えの少年が大怪我をし呪いの存在を周囲に疑われて!?
ガブリエラ文庫

27冊目の書籍、『将軍皇子の溺愛華嫁 紅の褥に牡丹は乱れる』です。
絢爛豪華な赤い表紙、そして登場人物の名前からおわかりかと思いますが、中華風の世界を舞台としたお話になります。人生初中華(風)です。
わたしがこれまで読んできた傾向のせいなのかもしれませんが、中国を舞台にした作品はなかなかドロドロしたドラマティックなものが多く感じます。それを踏襲し、本作は呪われた皇女や過去の確執、因習、伝説、皇子も実は……など、いろいろと盛り込んでみました。

今月でガブリエラ文庫は2周年とのこと。おめでとうございます
2周年特典として初回限定でSSペーパーが挟み込まれています。本編のその後のふたりを書いてみました。

いつもお世話になっているアオイ冬子先生、今回もアオイ先生が描いてくださったヒロインが、なんとも健気でたまらないです作中ではけっこうな不幸ヒロインなので、イラストの儚げで寂しげな様子がほんとうに胸に刺さりました。
そして、ヒーローの笑顔がどうしようもなく優しいところも大好きです。おかしな言い方かもしれませんが、「うちのかわいい麗媛(ヒロイン)を、ぜひもらってやってください!」とお願いしたくなるような男性に描いてくださいました。挿絵で彼がヒロインを見つめる姿は、優しさがあふれかえっているのを感じます!

2周年を迎えたガブリエラ文庫の新刊、どうぞよろしくお願いします!

将軍皇子の溺愛華嫁 紅の褥に牡丹は乱れる

将軍皇子×呪われた皇女

呪われた一族の娘・麗媛は、新興国・紅藍に嫁がされる。心を閉ざす麗媛を紅藍の皇子・天暁は優しくなだめて溺愛して…more

2016年5月発売
イラスト:アオイ冬子先生
ガブリエラ文庫/メディアソフト