義父

いけないとわかっていても、あなたしか愛せない

「おまえはもう娘じゃない。俺の女だ」父親代わりの竜児から情熱的なキスを受けた未亜。私もずっと好きだった――。「抱き尽くして俺だけのものにしたい」熱い囁きに下腹部は甘く疼き、屹立した雄槍で穿たれると、全身が震えるほどの快感に襲われる……。一線を越えたふたりは男女の情愛に溺れて。17年想い続けた“父親”からのプロポーズに幸せの涙が溢れる禁断ラブ!オパール文庫

57冊目の書籍、『義父』です。タイトルの短さに、作者本人が驚きました!
最初にこのタイトルを編集部から聞いたときには、あまりの冒険っぷりに心臓がドキドキしたのを忘れられません。日々長くなるタイトル、さらに長くなっていくサブタイトル。それに慣れていたため、いくらなんでも2文字のタイトルをもらうとは(笑)
ほんとうに思い出深いタイトルで、たぶんこの先も自著で最短タイトルを更新できる日は来ないかなと思っています。だってこれを超えるには、もう1文字タイトルしかないですしね!!!

本作では、おそらく初めて40歳を越えたヒーローを書かせていただきました。今までアラフォーというと、38歳、39歳でギリギリ40代には突入しないあたりを書いてきたのですが、自分なりに殻を破るつもりで42歳ヒーローです。主人公の未亜は21歳なので、ちょうど倍の年齢差。ほんとうに親子でもおかしくない年の差ですね。

そんな42歳ヒーローの竜児。彼の外見、口調、過去についてはけっこうこだわって書き込みました。わたし自身が竜児というキャラに入れ込んで書いた作品だったと思います。
ちなみに本編で書ききれなかった彼の過去(大地さんとの出会い、未亜が幼いころのエピソード)は、オパール文庫の公式サイトにて番外編として公開しています。文庫換算で30ページ近く盛り込んだ番外編ですので、気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。無料会員登録をしていただくと読めます!ぜひぜひ!!

さて、竜児を生み出すことができた大きな要因は逆月酒乱先生のイラストでした。
前年に『君だけしか見えない』でご一緒させていただいたあと、『義父』の執筆前にイラストレーターが酒乱先生だと聞いて、これはもうやるしかないと思ったんです。悪人ヅラのイケオジ!酒乱先生の絵で想像すると、どんどん竜児というキャラクターが定まっていきました。
ちなみにキャラクターデザインしてもらった竜児は、わたしの当初の想像をはるかに凌駕する外見をしていましたよ!本編のあとのラフギャラリーにてご覧いただけます。25歳の金髪竜児も42歳のオールバック竜児も最高です。そして幼女未亜かわいすぎます!

そして、すでにお読みくださった方は当然おわかりかと思いますが、脇役の大地さんがたいそうお気に入りキャラです
機会があれば、大地さんをメインヒーローに据えたお話を書きたいなーと思うものの、あの人は46歳なんですよね。アラフォーどころかアラフィフ!

どうぞよろしくお願いします!

義父

父親代わりのアラフォー社長×愛され養女

「おまえはもう娘じゃない。俺の女だ」父親代わりの竜児から情熱的なキスを受けた未亜。私もずっと好きだった――…more

2019年4月発売
イラスト:逆月酒乱先生
オパール文庫/プランタン出版