忠犬ハチ子の恋

62冊目の書籍、『忠犬ハチ子の恋』です。
シンプルなタイトルと、わりと王道の社長×秘書な内容紹介ですが、けっこう厄介な関係性のお話だったりします。どっちも過去あり、といいますか。
人に歴史ありと申しますが、現実には過去のない人なんていないというのはさておき、トラウマ持ちやら苦い過去持ちのキャラクターが大好きです。そういうキャラクターって、序盤は「え、何この人……」って見えるのに、あとになってぐっと惹きつけられることが多い！そういうキャラクターに出会うと、けっこうな確率でハマってしまいます（笑）
本作は、序盤から主人公の楪（ゆずりは）の秘密は読者さんに明かされていますが、社長のほうは中盤まで一応秘めた感じになっているかと思います。まあ、秘めつつもだいぶ漏れてますが！！
内容紹介の最後にある『運命の恋』というワードを見て、作者自身も思わずうなずいてしまう。そんなタイプのお話です。

そして、イラストを担当してくださったのは漫画家としてご活躍のころめ先生です。以前から作品を拝読していたので、お仕事でご一緒できると知ったときにはとても驚きました！
実際に完成したイラストを拝見していて、やわらかそうな楪の肌感、たくましくて思わず触れたくなる紫逢の筋肉にうっとりしています。

若いころ（というほど若くもないころｗ）は、細身男子がとにかく大好きだったのですが、年々筋肉男子に心が揺らぐようになりました。年齢によるものか、はたまたストライクゾーンが広がったのか。どちらにせよ、好みの幅が広がるというのは楽しいです。年下美少年から渋みがかったおじさままで、細身もマッチョも美人もコワモテもなんでもおいしくいただきまーす！

約1年ぶりくらいに書いたオフィスラブです。どうぞよろしくお願いします