たとえ世界に背いても 真摯な極道の献身愛

俺はきみのためだけに生きている

「十年間、きみを忘れたことはなかった」

ヤクザに追われる咲良を助けたのは、元恋人で極道の竜聖。
切ない別れを経験し、会うことはないと思っていたのに。
性急で激しいキスと愛撫。
最奥まで熱杭を埋められ、快感に喘ぐ。
二人を隔てた年月を取り戻すように何度も抱かれて。
この人とずっと一緒にいたい。
明るい未来を思い描いたその時――。
紳士で真摯な極道の一途な激愛!
オパール文庫

87冊目の書籍、オパール文庫『たとえ世界に背いても 真摯な極道の献身愛』です。
オパール文庫では24冊目の単著になります。30冊まであと6冊!

⚠記事にはネタバレと思われる部分があるかもしれません。気になる方は読後にお読みいただけますようお願いします。

† † †

今回は、逃避行ものです。たぶん、たぶん、そう。少なくとも作者はそのつもりで書いています💪
昨年取材で出かけた土地を何箇所も盛り込みました。
なので、ヒロインの咲良とヒーローの竜聖は追手から逃げるため移動を繰り返します。
なぜ咲良は追われているのか?
過去の悲しい恋の顛末を乗り越えて、ふたりはもう一度向き合うことができるのか?
そんなお話を書かせていただきました💕

最近のオパール文庫での拙著をお読みの方はおわかりかもしれませんが、悲しい過去のあるふたりの再会愛というものを、わたくし、こよなく愛して生きています。
またか、と思う方、ごめんなさい。
はい、また、です。
またしても、再会愛ものです。
恋が十人十色であるならば、別れの理由もそのふたりにしかわからない。
やむを得ない事情で離れたふたりが、もう一度出会い、そしてあらがえない恋に溺れていくお話がたまらなく大好物なのです!

本作のヒーロー、竜聖。
実は過去にもオパール文庫では『りゅうせい』という読みの名前のヒーローを書いたことがありました。
名前にも好きな系統ってありますよね!うん、わたしはある!
献身は、わたしの書きたい恋愛の大きなテーマのひとつです。
竜聖先輩の献身は、見返りを求めません。たとえ彼女が別の道を選んでも、彼はそれをきっと笑顔で見送ります。
「ほんとうに好きならそんなことできないはずだ」という考えの方もいるでしょう。そういうヒーローを書きたいときもあるのです。が、今回は好きな女性の選択を最優先する愛し方のヒーローです。

大丈夫!ハッピーエンドですよ!!!ほんとうです!

† † †

イラストは、数年前からいつかどこかで組めたら……と夢見ていたすずくらはる先生です。
挿絵作品やマンガを拝読していて、はー、なんて尊い絵柄だろう、とずっと惚れ惚れしていまして。
このたびついに、機会を得てお仕事をご一緒させていただきました✨✨
どのイラストもすばらしいのですが、たまらなく好きな一枚は花火の夜です。
ご購入の際は、ぜひご堪能くださいませ💕

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今回も、編集部がとってもステキなタイトルをつけてくださいました!
世界に……背くだと……!?
竜聖は咲良のためなら、間違いなく世界に背くでしょうねえ……
愛情たっぷり、ページもたっぷり!よろしければお手にとってみてくださいませ。

運命よりも儚くて、ただ一途である恋を目指しました。お楽しみいただけますように🙏

たとえ世界に背いても 真摯な極道の献身愛

10年、ずっとあなたを愛してた

人生の休暇を堪能しようと決めたとき、思い出すのは10年前の恋。咲良は悲しい終わりを迎えた初恋の先輩と偶然再会する。彼は家業を継いで極道の道を歩んでいた。先輩とは別の組の男たちから追いかけられる咲良を、彼が守り助けてくれて…more

2023年06月発売
イラスト:すずくらはる先生
オパール文庫/プランタン出版