[コミカライズ]踏んだり蹴ったり恋したり～彼と彼女の9センチ～

「貴女の足が忘れられない」

「私のつくった靴を履いて、乱れる貴女を何度も想像しました。こんな風に――」
マーケティング会社に勤める初歌は、仕事先で高級シューズブランドを展開する副社長兼デザイナーの桜井と知り合う。
彼は出会ったときから、奥手な彼女を振り回す。そんなある日、初歌の鞄のなかに無理やり押し付けられた大人のオモチャが入っているのを桜井に見られてしまい、なぜか高級ホテルに連れこまれて!?
「上司と遊んでいるなら、私が相手でもいいでしょう？」
そう言ってベッドに押し倒されてしまい…。

乙女ドルチェ・コミックス

コミカライズの紙書籍10作目、『踏んだり蹴ったり恋したり～彼と彼女の9センチ～』です。
ヴァニラ文庫で2016年9月に刊行した小説をコミカライズしていただきました。えっ、懐かしい！原作を覚えてる読者さまいらっしゃるでしょうか。もう5年前ですね。
コミカライズをご担当くださったのは、霜月星良先生です。
これはもう、とにかくシューフィッターさんに靴をフィッティングしてもらうのってエロいよね！という萌えだけで突っ走った原作でした。
本作で心がけたのはもう一点、「私の女」「あなたの男」という、ヒーローによる言葉での独占欲の表現です。
コミカライズでは、小説だと普段「あなた」とひらがなで書いてしまうところを、より視覚的にエロティックに見せることを意識してくださったのか、「貴方」「貴女」という表記になっています。大人のエロス！

⚠ネタバレの可能性がありますので、以下ご注意ください。ネタバレが苦手な方は、読了後にどうぞ！

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霜月先生の絵が、いつものかわいらしい感じとひと味違い、ぐんと大人のふたりを描いてくださっています。
オフィスラブものをコミカライズされるのは初めてとあとがきにもあったのですが、ヒロイン初歌がとても大人っぽく美しい女性に描かれています！顔立ちだけではなく、体のラインもね、大人の女性のくびれがたまらないです！
また、シューズデザイナーのヒーローという設定もあり、パンプスを何種類も描いてくれているのですが、どれもほんとうにステキです💖
見本誌を拝見していて感動したのが、樹史が靴を取り扱うとき、必ず手袋を着用させてくださっているところ……！
彼が作品を大切にしている面を、しっかりと描写していただきました🙏

樹史と初歌の物語をコミカライズしてくださった霜月星良先生、ほんとうにありがとうございました🌹

踏んだり蹴ったり恋したり～彼と彼女の9センチ～