略奪の愛楔（くさび）　檻の中の花嫁

義弟の甘くて異常な執着愛

「もう逃がさない。義姉さんは俺だけの花嫁だ」目覚めると見慣れない部屋に閉じ込められていた美緒。そこに義弟の姿が。美貌の青年・玲偉は妖艶な笑みを浮かべ囁く。服を破かれ、全身を這う舌の感覚に下腹部の熱が高まる。蜜を零す秘所を貫く愛楔に、強烈な快感を教え込まれ……。「ずっと義姉さんが欲しかった」狂おしいまでに切ない告白に心乱れて。監禁×捩じれた純愛！オパール文庫

54冊目の書籍、『略奪の愛楔（くさび）　檻の中の花嫁』です。
オパール文庫では14冊目にして、初のブラックオパールです。

ブラックオパールとは……
もっとエロティックに！もっと激しく！をテーマとした、オパール文庫のシリーズです。
また『欲しがる男』『みだらな男』『わるい男』などのカテゴリーも用意されています。

さて、いきなりですが本作はもともと疑似NTRをテーマにプロットを考えました。
兄の婚約者を寝取る玲偉を書きたかったわけですが、そこに正義がほしい。ただの寝取り野郎にしたくない。むしろ長年にわたる代理文通をしていたなら、玲偉ってものすごい純愛の人なんじゃ？？？
と考えた結果、ヒロイン自身が若干寝取られてる感を残しつつ、ヒーローは悪いことしてないよー！！という流れにおさまりました。

義弟というワードが大好きなので、いっそほんとうに結婚してるヒロインを奪うくらいさせてあげたい気持ちもありましたが、そこは女性向けの範囲に……おさめたい……！！（おさまってる？）

旭炬先生とは以前に西洋風の作品でご一緒させていただき、現代ものでは初めてのお仕事となりました。いつもながら美麗で繊細な絵柄、たまらなかったです。
特に美緒の体が、前半ではあばらが浮くほど細いのに、後半でちゃんと健康になっていくのがわかるところ、細やかだなあと拝見しました。
旭炬先生の描く男性の妖艶でいて優しいまなざしが大好きです。玲偉はほんとうに想像したとおりの麗しい男性に描いてもらえて、嬉しかったです

どうぞよろしくお願いします！

略奪の愛楔（くさび）　檻の中の花嫁